メーカーに就職したいフリーターは志望動機で「御社の製品が好き」をアピールするな!!

メーカーに就職したいフリーターの中には、その志望動機の中で「御社の製品が好き」と言うことをアピールする人が少なくありません。

 

しかし、「御社の製品が好き」をメーカーに就職する際の志望動機としてアピールする際には注意が必要です。

 

場合によっては、「御社の製品が好き」と言うことを意識的に志望動機の中から外し、アピールしないほうがいい場合すら少なくありません。

 

「御社の製品が好き」は基本中の基本!!

 

まず、気をつけてほしいのは、メーカーに就職したいフリーターが志望動機の中で「御社の製品が好き」だとアピールしてはいけないわけではありません。

 

人によっては意図的に志望動機の中から「御社の製品が好き」と言うことをアピールしないように注意した方がいいことがあることは事実ですが、この「御社の製品が好き」のアピール自体がまずいわけではないのです。

 

なぜなら、フリーターであるあなたがメーカーに就職しようと思ったら「御社の製品が好き」は基本中の基本となるからです。

 

メーカー社員である限り「御社の製品が好き」と言われれば嬉しいですし、逆に「御社の製品なんか特に好きじゃないんですけどフリーターからの就職のために…」なんて言われれば正直「こいつと一緒に働くなんて無理!!」と考えます。

 

メーカーの商品が好きな人ほど要注意!!

 

しかし、気をつけなければいけないのはメーカーに就職するための「御社の製品が好き」は基本中の基本であり、それ以上のものではないということです。

 

フリーターであるあなたがそのメーカーの商品がいくら好きだということをアピールしても「そのメーカーのファン」であるに過ぎません。

 

お菓子メーカーに対して「毎日御社のお菓子を食べています」、アパレルメーカーに対して「御社の洋服を100着以上持っています」、自動車メーカーに対して「うちの親族は全員御社の車以外は買いません」…

 

どんなにあなたがそのメーカーの商品を好きだということをアピールしたとしても、一ファンである事をアピールしているにすぎないのです。

 

メーカーが求人を出すのは何も「ファン」を集めるためではありません。

 

メーカーが求人を出すのはフリーターも含め「働いてくれる人」もう少し具体的に言うと「会社にとって役に立つ人」を見つけたいがためです。

 

こうした就職先の事情を一切無視したフリーターの志望動機は「死亡動機」となってしまうので要注意です。

 

特に手にとることの出来る商品を扱っているメーカーへの就職を希望する場合、メーカーの商品が好きすぎて「御社の製品が好き」アピールをしまくってそれで終わってしまう人が多いので要注意です。

 

メーカーの商品が好き過ぎる場合にはあえて「御社の製品が好き」アピールをしないようにした方がいいとすらいえます。

 

同業他社・他業界など幅広い視野を!!

 

では、フリーターであるあなたがメーカーに就職したいと思ったらどうすればいいのでしょうか？

 

ぜひ意識しておくべきは「同業他社」「他業界」の動きです。

 

同業他社がどのような製品を扱っているのか？他業界ではどのようなことが今話題になっているのか？などを意識しておくことです。

 

それというのも、そのあなたが大好きなメーカーの商品をこれからより多くの人に愛してもらうためには、「これまで使っていなかった」「これまであまりそのメーカーの商品を好きではなかった」と言う人に注目して貰う必要があるからです。

 

そして、こうしたメーカー側が抱えている問題を解決するためにも同業他社の動きや他業界の動向を理解していることが役に立ちますし、だからこそフリーターからメーカーへの就職を有利にするアピール材料となるのです。

 

「御社の製品の○○が好きです。○○の分野では御社の右に出るものがいないので御社で働きたいです」とアピールしても「ありがとう。今後も弊社の製品を使い続けてくださいね」で終わってしまいます。

 

しかし、他社製品や他業界との関連でアピールしたらどうでしょうか？

 

「御社の製品には○○という良さがありますが、△△の部分ではA社の方が上です。しかし、今後は御社も△△に力を入れることで業界シェア1位を狙えると思います。私自身もそのためのお役に立ちたいと思うからこそ御社への就職を希望します。」とアピールすればどうでしょうか？

 

「他業界ではこういう動きがあるようですが、この分野で御社の製品を活用するチャンスもあることから、今後ますます伸びていく会社だと確信したこともあり、御社でぜひ働きたいと思いました」とアピールしたらどうでしょうか？

 

いきなり「すごいな!!」とはならないことがほとんどです。（フリーターや業界未経験者の提案がそのまま受け入れられるほどメーカーの仕事は甘くありません^^;）

 

時には「クソ生意気なこと言いやがって」と思われるかもしれません。

 

しかし、「クソ生意気だ」と思いながらも「へぇ、こいつ面白い視点持ってんね」「一応“働く”ってことがわかっているみたいだな」「同業他社の製品まで比較した上でうちの商品が好きだって言ってんだから、まぁ他の就職希望者と比べて本当にウチの製品が好きだし、もっと多くの人に使ってほしいと思ってんだろうな」と思ってもらえることは少なくありません。

 

こうすることで他のフリーターを始めとした就職希望者と差別化することができ、あなたの就職活動を有利にすることが出来るのです。

 

まとめ

 

フリーターからメーカーに就職したいと考えた場合、安易に「御社の製品が好き」を志望動機とすると他の転職希望者と一切差がつかず、結局他の転職希望者の中に埋もれて不採用となることは少なくありません。

 

フリーターからメーカーへの就職を成功させたいと思ったら純粋に「御社の製品が好き」をアピールするのではなく、同業他社や他業界を意識することでよりその製品が多くの人に愛されるためにあなたが会社で頑張りたいことをしっかりと伝えることが大切です。

 

どのようなことをアピールしたらいいのかわからない場合には、まずはしっかりと同業他社についての動きを調べることが基本です。

 

また、自分でどのようなことをアピールしていいか分からない場合は転職エージェントに相談すると特定の業界について詳しい担当者がいるので、そうした人から業界の動向をきくなどするのもフリーターのあなたがメーカーに就職することに役立ちます。