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えっ!?非公開求人知らないと就活で損するってマジ?
フリーターから就職しようと考えて求人サイトを見ていると「非公開求人」という文字を目にすることが少なくありません。
この「非公開求人」というもの、すでにご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、一方で「非公開求人って何?」というフリーターの方も少なくありません。
また、「非公開求人」という言葉は知っていても、「非公開求人って何か一般的な求人と違いがあるの?」「非公開型求人と公開型求人ってどう違うの?」「俺はどっちの求人使ったほうがいいの?」と疑問に思うフリーターは少なくありません。
そこでここでは、非公開求人とは何か?その特徴は?公開求人とは何がどう違うのか?そして、あなたはどちらを使うべきなのか?についてお話します。
「非公開求人」とは、その名の通り「公開していない求人」のことであり、、もう少し詳しく言うと「誰もが見れる形では出されていない求人」のことです。
主に「転職エージェント」と言われる相談型の就職支援・転職支援で提示される求人であり、相談に来た就職希望者・転職希望者(フリーターも含む)に対してのみ提示される求人です。
つまり、転職サイトなどで登録すれば誰でも見られる求人(公開求人)とは全くの別物です。
「非公開求人」とは多くの人に見られないように非公開としている求人であり、就職・転職エージェントの相談者にしか提示されない求人なのです。
ちなみに、「非公開求人」というととんでもなく敷居が高く感じてしまうフリーターも多くいますが、気にする必要はありません。
フリーターの就職を支援する就職支援・転職エージェントにも非公開求人は沢山あり、そうした非公開求人の多くは「フリーターだから採用したい」「フリーターを採用したい」とフリーターの採用に積極的な企業からの求人だからです。
では、「非公開求人」にはどのような求人が集まるのでしょうか?主に次のような求人が集まる傾向にあります。
・大企業(サービス業系を除く)
・ホワイトカラー的職種(事務など)
様々なタイプの就職支援エージェント・転職エージェントがあるので一概に「非公開求人の求人はこれ!!」ということは断言できませんが、大きな特徴としてこうした特徴があります。
では、なぜ大企業やホワイトカラー的職種の求人は就職支援エージェント・転職エージェントの非公開求人として求人が出されるのでしょうか?
まず、大企業は表立って「公開求人」として求人を出してしまうと数千、数万単位の就職希望者・転職希望者が応募してくる可能性があるからです。
有名な大企業が「今回10人ほど営業職増やしたいんだよな…」と考えて転職サイトに「営業職10名募集」と公開求人を出したら、それこそ万単位で求人が来てしまいます。
大企業とはいえ就職や転職の採用に係る人事部員の人数は限られており、基本的には10人もいません。(10人の人事部員がいたとしても教育や人事評価に関わる人もいるので、採用に関わる人数は数人程度がほとんどです。)
そんな大企業の求人に対して1万の応募が来たら人事はもうパンクしてしまいます。
なぜなら、応募者にとっては一通の履歴書であっても数人で1万もの履歴書に目を通し、それらを評価し、面接に呼ぶ人と呼ばない人を決め、それぞれに連絡、更に面接の日程を組んで面接を行い評価しなければならないからです。
また、1万通の履歴書を相手にすることで、本来採用すべき人が見落とされたりする危険性もあります。
そこでその一次選考的なものを就職支援エージェントや転職エージェントに任せようという大企業は多く、そうした求人が「非公開求人」とされるのです。
また、こうした非公開求人の特徴から事務職などのホワイトカラー的な職種にもよく利用されます。
なぜなら、事務職というものは会社の大小に関わらず、求人募集する際は1名や2名程度のことが多く、100人も200人も応募された所で対応が大変なだけだからです。
「非公開求人」とすることで応募が殺到するのを防ぎ、一次選考的なものを転職エージェントに任せることによって人事の労力を軽減することが企業側が非公開求人を利用する理由です。
では公開求人(主に転職サイトなどで一般の人が簡単に見ることができる求人)は非公開求人とどういう違いがあるのでしょうか?
公開求人として出される求人は主に次のような求人です。
・中小企業の営業職
・サービス業系
・名前を売り出したい企業
公開求人はすでにあなたもご存知かもしれませんが、中小企業の営業職やサービス業系の求人が多いのが特徴です。
また、名前を売り出したい企業が「多くの人にうちの会社の名前を知ってもらいたい」という目的で求人を出すこともあります。
では、なぜこうした求人が公開求人として転職サイトなどで多くの人に見られる形で公開されているのでしょうか?
それは「多くの人手を必要とするから」です。
営業職はどんな企業であっても多くの人手が必要ですが、特に中小企業ほど多くの営業職を必要とします。
なぜなら、大企業と違い名前が知られていないぶん、営業職に頑張ってもらわなければ商品やサービスが売れないからです。
また、サービス業に関しては言うまでもありません。多くの人手によって成立しているのがサービス業ですし、また出入りの激しい業界ですから、多少余分にでも多くの人を採用する傾向にあります。
また、サービス業などに多いのですが、「名前を売り出した企業」は公開型求人に求人を出すことで名前を売り出していたりもします。
フリーターを含め、就職・転職企業者が求人を見れば「こういう会社もあるのか!!」ということで覚えてもらいやすいですし、将来のお客様になってもらえる可能性も高まるからです。
非公開求人として求人を少数の人にしか見られないような形にすることは、こうした会社にとってメリットになりません。
すでにお分かりかもしれませんが、フリーターであるあなたがどんな就職をしたいのか?によって非公開求人を利用すべきか?公開求人を利用すべきか?は異なります。
基本的には大企業であったり事務職のような応募者に対して採用される人数が極端に少ない求人を利用したい、そうした就職を実現したいのならば就職支援・転職エージェントの「非公開求人」を利用すべきです。
一方、主に中小企業を中心とした営業職やサービス業など、大量採用を狙うような求人を利用したい、そしてそうした就職を実現したいのならば転職サイトなどの「公開求人」を利用すべきです。
非公開求人は基本的に就職支援・転職エージェントの担当者に相談し、求人を紹介してもらう形です。
ですから、もしもフリーターのあなたが非公開求人を上手に利用しようとするのならば、次の点をぜひ意識しておいてください。
しっかりとどんな就職を実現したいのか担当者に伝える。
大企業に就職したいのならば「大企業に就職したい」、事務職に就職したいのならば「事務職に就職したい」と明確に担当者に伝えましょう。
その際、「できるだけ詳しく」、そしてそれらに「優先順位をつけて」伝えることを意識してください。
ただ「大企業に就職したいです」よりも「〇〇の業界で活躍する大企業」「将来独立を支援してくれるような大企業」「休日日数が多い大企業」などと伝えたほうが、担当者も求人を紹介しやすくなります。
事務職の場合も人事希望なのか経理希望なのか総務希望なのか、大きい企業でチームの歯車の一つとして働きたいのか、事務全般を担当できるような力を身に着けたいのかを伝えることで求人を紹介しやすくなります。
一方、そうした希望にはしっかりと優先順位を付けましょう。
それというのも、「大企業で休みが多くて給料高くて、いろいろ勉強させてくれていろんな福利厚生が整った会社に就職したい!!」などと伝えても「そんな会社あるわけねぇだろ」と思われてしまいます。
こうした場合、担当者はあなたの考えを整理するよういろいろ質問し、それによってあなたが就職で何を望んでいるのかの本質を見抜こうとしますが、その際、担当者によってはあなたのことを勘違いする可能性があります。
そこで、できることならば前もってあなたの希望に優先順位をつけましょう。
例えば、「第一に給料が高いこと、第二にできれば大企業、第三に毎年有給休暇を完全に消化できるような企業」というような感じです。
このようにあなたの希望に優先順位をつけることで、担当者側もあなたの希望に沿った非公開求人を見つけ、あなたに提案しやすくなります。
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