既卒3年（第二新卒）を過ぎたフリーターの就職は難しくなると言われる理由と対策

フリーターから就職するのが難しくなるのは概ね既卒となって3年、つまり第二新卒と言われる時期を過ぎた辺りだというのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか？

 

では、既卒となって3年過ぎると、第二新卒と言われる時期を過ぎると本当にフリーターから就職するのは難しいのでしょうか？

 

そんな事はありません。

 

では、何でこんな事を言われるのかというと…

 

採用試験で求められるものが変化していること気づいていない

 

ことが原因だったりします。

 

20代前半と20代後半では同じフリーターであっても求められるものが違う。

 

大学を卒業後3年、つまり既卒3年の第二新卒という時期を過ぎたフリーターの年齢は概ね25歳前後、ちょうど20代前半が終了し、20代後半が始まった時期です。

 

この20代の分かれ目とも言える時期に差し掛かったことで同じフリーターであっても就職の難易度が違ったと思われることが少なくないのです。

 

では、20代前半と20代後半では同じフリーターなのに一体何が違って来るのでしょうか？それは…

 

20代前半はまだまだ学生の頃の就活と同じように将来的な“可能性”をアピールすることで就職が決まることも少なく無い。

 

一方、20代後半となると将来的な“可能性”よりも“これまでやってきたことが同会社の役に立つのか？”“いかに即戦力になれるか？”がポイントになってきます。

 

20代前半のフリーターは学校を卒業したとはいえ、まだまだ社会人経験が足り無いことから、“学生”と同じアピールしか出来ないことも少なくありません。

 

20代前半のフリーター自身がそんな状態ですから、企業の方も採用不採用を決めようと思ったら“将来的な可能性”にかけるしか無いのが現実です。

 

こうした状況であることから「学生時代と同じアピール」をしても就職出来る可能性はありますし、それ故に比較的“簡単”と言われるのです。

 

でも、20代後半となると多少企業はフリーターに対しても違った見方をしてきます。

 

既卒となって3年、20代後半となるとフリーターとはいえ、学生の頃よりアルバイト経験やその他の経験も豊富ですから、会社にアピールすべき材料がある事が前提になります。

 

フリーターを3年もやれば何かしらアルバイトで学んだことはあるはずだし、それがいかに企業に入社後に活かせるのか？が重視されるため、学生時代と同じアピールをして“可能性”を主張した所で採用されないのです。

 

それ故に学生時代と同じ就活をしているようでは“不採用”を言い渡されることも必然的に多くなり、比較的“難しい”とされてしまうのです。

 

既卒3年（第二新卒）を過ぎた20代後半のフリーターが就職するためのポイント

 

既卒3年（第二新卒）を過ぎた20代後半のフリーターが就職するために大切なことは…

 

しっかりとあなたの売りとなる“強み”を見つけてそれをアピールすること。

 

このことが大切です。

 

既卒となって3年間のフリーターとしての経験を活かしていかに企業に役立つ存在になれるのか？をきちんとアピールするのです。

 

こんなことを言うと何だか非常に難しく感じるかもしれませんね？

 

場合によっては「いくらアルバイトやってたとはいえ、会社で役立つような知識も技術も身につかないし…」ということで悩んでしまうかもしれませんね？

 

でも、実はそんなに難しいことではないのです。

 

あなた自身がこれまでやってきたアルバイト、その他の経験を見返してみれば“工夫して行動したこと”“自分で考えて行動を起こしたこと”が何かしらあるはずです。

 

その経験を振り返ってみることがポイントです。

 

「コンビニや飲食店のアルバイトばかりで職務経歴書に書く強みが無いフリーターのあなたへ」でも紹介しましたが、基本的に強みのない人というのはいません。

 

少なくともフリーターとしてアルバイト経験が多少なりともあれば、企業にアピールすべき強みは必ず見つかるはずです。

 

既卒3年で第二新卒と言われる時期を過ぎてしまうと就職が難しくなるのは、アピールの仕方が違ってくるというポイントを理解していないがためであることが少なくありません。

 

きちんとアピールのポイントを抑えて、企業にあなたの強みをしっかりとアピールすることができれば、例え既卒3年第二新卒と言われる時期を過ぎようともまだまだフリーターから就職は可能ですよ。