フリーターの就職活動に有利な時期｜大企業と中小企業の違いを紹介

フリーターから正社員に就職を成功させるためにも「就活に有利な時期を知りたい!!」と言うあなたは要注意です。

 

一般的にフリーターの就職活動に有利な時期というのは４月入社ならば１〜３月、１０月入社を狙うならば７月〜９月と言われていますが、これを信じて就職活動を開始すると就職活動で大損する可能性がありますよ。

 

それというのも大企業狙いか？中小企業狙いか？によって就職活動に有利な時期も違って来るからです。

 

これらの違いを意識しないでなんとなく「フリーターの就職活動に有利な時期」を探してもそれはあくまでも「統計上のデータ」でしか無く、あなたにとって本当に良い求人と巡り合うための就職活動の時期を見つけるものとは違ってきます。

 

そこで、ここではより詳しくフリーターの就職活動に有利な時期について大企業狙いの場合と中小企業狙いの場合とで分けて紹介したいと思います。

 

大企業狙いなら４月、１０月入社狙いがおすすめだが…

 

フリーターの方の中でも大企業に就職したい!!と考えている人は少なくありません。…と言うかむしろ多いです^^;

 

では、大企業狙いだとしたら一体何月入社を狙うのがおすすめか？と言うと鉄板の４月、１０月です。

 

何故か？と言うと、大企業はこの時期に合わせてフリーターを含めた中途入社の人たちを採用することで必要最低限の研修については多くの新卒と一緒に行うことが出来て便利だからです。

 

また、大企業の場合、人件費に割くことが出来る予算を使いきってしまいたい!!ということで、４月入社、１０月入社の枠が埋まらない場合にはその枠を埋めるべく、多少無理してでも一定の人数を必ず採用するからです。

 

ここまではフリーターが大企業を狙うならば４月入社、１０月入社を狙うべき理由です。

 

…が、大企業を狙うフリーターが就職活動すべき時期というのは一般に言われている１〜３月、７〜９月というのでは遅すぎる!!というのが現実です。

 

この部分を勘違いしている人が少なくないし、ネット上でもいい加減な情報が出回っているので注意した方がいいです。

 

それというのも、大企業は「一定の人数」を必ず確保する事を基本としているため「採用を始める時期はかなり前倒しになる」傾向にあります。

 

４月入社を目指す人向けの求人を出すのは前年の１１月と言う所が多く、１０月入社の求人を出すのは５月からと言う所が大企業では珍しく無いのです。

 

そして、この時期に合わせて早め早めに就職活動を行わないとフリーターの就職活動は圧倒的に不利になります。

 

何故でしょうか？

 

それは「フリーター向けの枠」がどんどん埋まっていってしまうからです。

 

 

ですから、フリーターの採用枠が埋まってしまう前に行動を開始することが大切なのです。

 

つまり、４月入社を目指すなら前年の１１月より前、１０月入社を目指すのならば５月より前の段階で早め早めに大企業に向けた就職対策を行っていくことが大切なのです。

 

本気で大企業への４月入社、１０月入社を目指すのならばフリーターの就活時期は半年以上前からしっかりと就職活動をすることが大切です。

 

 

中小企業を狙う場合には…

 

中小企業を狙う場合、フリーターが就職活動をすべき時期というのは「特別有利となる時期はない」「一年中いつでも就職活動の時期」という事ができます。

 

それというのも、中小企業の場合、新卒を採用する場合も特に大規模な採用をするわけではありませんし、フリーターを含めた中途採用も大規模な採用というものは行いません。

 

中小企業がフリーターを含めた中途採用を行う場合には、基本的に「部署の人員が欠けた」場合、そして「業務拡大等により人手が必要となった」時が基本です。

 

「部署の人員がかける」時期も予測はつきませんし、「業務拡大等により人手が必要になる」時期も企業によって違います。

 

中小企業の場合、あえて大企業との競争を避けるために４月入社、１０月入社の時には積極的に採用をせずに時期をずらして採用活動をすることも少なくありません。

 

あえて時期をずらすことで離職のタイミング等により大企業には入らなかった人材を上手に拾う事を考えて時期をずらす中小企業もあるのです。

 

それだけに中小企業の場合には「あなたにとって良い求人」がいつ出るのかはわからない状況にあるといえます。

 

中小企業へフリーターからの就職を考えたならばやはり、早め早めに就職活動を開始する事が大切です。

 

就職に有利な時期は大企業か？中小企業か？以外にもポイントがあるので要注意!!

 

ここまではフリーターからの就職先が大企業狙いか？中小企業狙いか？によって就職活動が有利になる時期が違うことについて紹介してきました。

 

…が、フリーターから正社員への就職を少しでも有利にしておくためにはもう少しだけ意識しておくべきことがあります。

 

それは「フリーターが就職しやすいのは1月入社？4月入社？10月入社？現実は…」でも紹介したように“職種”によっても求人が増える時期は違うという事、そして、求人数が多いと言われている時期が必ずしも就職には有利とは限らないという事です。

 

職種によっても求人が発生する時期のピークが違うのを意識していないと、他の職種の求人が活発に出る時期であっても意外に求人数が少なかったりします。

 

そして、「求人数が少ない」と一般に言われている時期に意外に大量に採用情報が出ていたりするのです。

 

また、「求人数が多い時期の方が就職しやすい」と考えている人もいますが、これも案外実は違っていたりします。

 

先ほど紹介したページでは「1個のケーキを3人で争うか？（求人が少ないと言われる時期）」「10個のケーキを100人で争うか？（求人が多いと言われる時期）」と言うことで例えましたが、必ずしも求人数が多いから就職が有利になるとは言い切れないからです。

 

大企業を狙う場合でも、中小企業を狙う場合でも、職種や他のライバルとの状況を考えないで「就職に有利な時期」を探そうとしても実はそれは「統計上、就職に有利な時期」であって「あなたの目指す就職にとっては最悪な時期」であることも少なくないのです。

 

本気でフリーターから就職を考えて就職活動に有利な時期を探っているのならばこうした事を全て考えた上で就職活動に有利な時期を見つけることが大切です。

 

ちなみに、もしも自分一人ではよくわからない…と言う場合には転職エージェントに無料相談することをおすすめします。

 

それというのも、転職エージェントならば業界ごとの専門的な知識を持った担当者がいるのでどんな時期に就職活動すればいいのか？あなたの目指す規模の企業ではいつ就職活動をするのが有利なのか？について教えてもらうことができるからです。