資格のないフリーターは専門学校に入学すれば就職サポートで就職しやすいのか?

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資格のないフリーターは専門学校に入学すれば就職サポートで就職しやすいのか?

フリーターからの就職は難しい…だったら専門学校に入学すれば…

 

フリーターからの就職を考えた時、資格さえあればなぁと考える人は少なくありません。

 

また、その資格すらない場合には専門学校に入学すれば就職サポートもあるみたいだし、その方がいいのかな?と迷う人も少なくありません。

 

もしかしたら、あなたもこうしたことでお悩みではありませんか?

 

そこで今回は資格の無いフリーターは専門学校に入学すれば就職サポートで就職しやすいのか?について書いていきたいと思います。

 

就職が有利になる部分もあるけど、そうとは言えない部分も…

 

フリーターからの就職を考えた時に専門学校への入学が本当に効果的なものかといえば…

 

有効な部分もあるけれども、そうとも言えない部分もある。

 

というのが現実です。

 

一概に「良い」とも「悪い」ともいうことが出来ないのです。

 

では、なぜこの様な結論になってしまうのでしょうか?

 

専門学校で学ぶことが就職に直接つながらない理由とは?

 

確かに専門学校で学べば、その道の基礎を学んだことの証明となり、何も勉強していない人を雇うのと違い、企業としては採用する際安心感があります。

 

…が、正直な所を言うと、専門学校で学んできた人が本当に企業にとって役立つ人材となるかどうかはわからない…というのが採用担当者の本音です。

 

それというのも、専門学校で学んだことが必ずしも実際の職場で役に立つのかわからないからです。

 

福祉関係の仕事にしろ、調理に関する仕事にしろ、コンピュータ・IT関係の仕事にしろ、音楽の仕事にしろ、その他どんな仕事でもこの点は変わりません。

 

福祉関係の仕事にしろ調理・コンピュータ・IT・音楽どんな仕事でも“現場”のやり方と“学校”で学ぶことは違います。

 

そして、それ故に専門学校で学ぶことが必ずしも就職につながるわけではないのです。

 

調理関係の専門学校を一つの例として上げると…

 

専門学校と実際の仕事の現場の違いをわかってもらうための比較的わかり易い例として調理関係の専門学校を例に上げることが出来ます。

 

専門学校では確かに調理の仕方を学びます。和洋中全部学ぶかもしれませんし、専門があるかもしれません。

 

でも、それが実際の現場で役立つかと言われれば…飲食でフリーターとして働いた経験がもしあなたにあるのならば分かるのではないでしょうか?

 

専門学校で学んだことなど現場ではほとんど役に立たないのが現実です。

 

それというのも、実際の現場では専門学校で調理を学ぶ時のように材料が揃っていて「調理するだけが仕事」というわけではないからです。

 

お客さんの入り具合によって料理を出すタイミングを考えたり、周囲の人と連携をとって仕事を進めたり、原価の計算や発注などもする必要があります。

 

さらに専門的な料理店では料理の作り方も専門学校のように教えてもらえるわけではないので、その店の味を作れるようになるためにも先輩の技を見て盗むことが必要となります。

 

一方、ファミレス的なチェーン店の場合、調理に関してこれといった技術は必要なく同じ作業の繰り返し、むしろ接客やアルバイトの勤怠管理や教育など調理とは違った仕事が沢山あって、むしろそちらの方がメインだったりします。

 

「学んだ通りの手順で調理だけすればいい」という調理関係の専門学校と「調理技術は自分で身につけるもの」「調理以外の仕事も沢山ある」飲食の現場は全く違うのです。

 

それでも専門学校が価値のある場合もある!!

 

基本的に“現場”と“専門学校”は全く違うものであり、必ずしも専門学校で学んだことが役に立た無いのは、何も調理の仕事に限ったことではありません。

 

福祉関係だって専門学校で学んでいる時と現場で実際の命を預かって仕事をするのは違いますし、コンピュータ・IT関係も仕事となればただパソコンを上手に利用できればいいのではなく人間関係の方が仕事を進めていく上で重要なポイントになることがほとんどです。

 

では、専門学校に入学する価値なんて全く無いのか?と言われれば…

 

そんなことはない。専門学校に入学する価値はあります。

 

それというのも、専門学校に入学する人の中には「どうしてもその道に進みたい!!」と思う人が少なくないからです。

 

フリーターをやっていた人もそうですし、高校を卒業したての人だってそうした思いで入ってくる人は少なくありません。

 

時には社会人として相当の年数正社員勤務した後、自分の本当にやりたいことを見つけて30過ぎても時には30後半となっても専門学校に通い直す人だっているくらいです。

 

こうした「どうしてもその道に進みたい!!」この様に思う人達は自発的にその道に入るための訓練もしますし、在学中にそれに関連するアルバイトを始めて実際の現場に身を置く人もいます。

 

こうした「どうしてもその道に進みたい!!」と考える人達と接することでより自分を高め、その道のプロになるきっかけを作ってくれるのが専門学校です。

 

フリーターから就職のために専門学校への入学を考えるあなたが知っておくべきこと

 

フリーターから就職を考えたのならば、基本的には“就職活動”をして就職してしまうのが一番ベストな方法です。

 

それというのも、“専門学校を出たからといって必ずしも仕事の現場で役に立つわけではない”ということを企業の側も知っているからです。

 

企業としてもフリーターをしていた人が新たに専門学校に入学し直すくらいなら、その分一日でも早く現場に入って現場のやり方を覚えて欲しいというのが本音です。

 

専門学校で下手な理屈をこねくり回しているよりも、フリーターとして全く違った業界の仕事であっても“現実の仕事”と関わったことのある人の方がよほど採用担当者の目から見ても魅力的に移ります。

 

ですから、基本的には本気でフリーターから就職を考えるあなたには“未経験可”の求人を探すことの方がよっぽど大切です。

 

…とは言え、「やはり専門学校に入っておくべきでは…」と思う人もいますし、業界によってはどうしても専門学校を出なければいけないこともあります。

 

そこで、もしあなたがそうしたタイプだった場合、ぜひ覚えておいてほしいことがあります。それが…

 

「専門学校がなんとかしてくれるのではなく、自分でその道のプロになる!!」

 

と言う覚悟をしておくことです。

 

「学校が就職サポートでなんとかしてくれるだろう♪」なんて思って専門学校を卒業しても時間を無駄にするだけであり、本来なら正社員として現場で学ぶことの出来た時間を捨てるだけとなります。

 

専門学校には「どうしてもその道のプロになる!!」と考え頑張る人もいるので、そうした人と切磋琢磨することが大切です。

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